待ちに待った、新緑の季節の到来です。
軽井沢のアンティーク家具・雑貨ショップのベルリネッタでは、いま、新緑シーズンの晴れた日に大活躍するピクニックパスケットが大人気です。サンドイッチやスイーツ&ドリンクを詰めて公園に出かけ、クロスを広げてピクニックを楽しむ......なんともオシャレですね!
今回のブログでは、アンティーク入門番外編としまして、ピクニックバスケットの歴史を紐解いてみたいと思います。
ピクニックバスケット 発祥はどこの国?
ピクニックバスケットの発祥は100年以上昔、フランスが発祥と言われています。
17世紀のフランスの歴史書に「ピクニック」の語源となる言葉が記されているそう。17世紀のフランスといえば、当ブログでも記事にしましたが、家具では「バロック様式」が全盛のルイ14世の豪華絢爛な時代です。
▶︎▶︎▶︎フランスアンティーク家具の歴史「豪華絢爛なバロック様式とは?」
当時、フランスでは貴族が趣味で狩りを楽しむ文化があり、同時に森の中で食事をするために蓋付きで持ち運びできるピクニックバスケットが広がったと言われています。
お喋りが大好きだったと言われているフランス貴族。貴族達が優雅に色とりどりのスイーツとオシャレなピクニックバスケットと共にどんなお喋りに花を咲かせていたのか......と想像すると楽しいですね。
蓋付きピクニックバスケットが普及したのは・・・
ベルリネッタ軽井沢でも人気がある、籐でできた蓋付きのピクニックバスケット。
蓋付きピクニックバスケットの文化が広まったのは、実は発祥のフランスではなくイギリスなのだそうです。
19世紀初頭、イギリスの上流階級で「ピクニック・ソサエティー」という、日本でいうとサークルの様なものが流行。そこからピクニックの習慣が一般化したと言われています。
当時のイギリスといえば、厳格な階級社会です。上流階級のマナーとして、サンドイッチを片手に・・・なんてことはN Gでした。そこで、カトラリーやカップがセットされたピクニックバスケットを使い、野外でも上品に食事を楽しむ文化が広がったのだとか。
気持ちの良い初夏の季節、上流階級の人々も外でカジュアルに食事を楽しみたかったのでしょう。広い邸宅の庭にピクニックバスケットを持って移動し、優雅な時間を過ごしていたそうです。
内側もオシャレ!蓋付きピクニックバスケット
蓋付きピクニックバスケットの魅力といえば、蓋を開けた際のディテールです。
ベルリネッタでお取り扱いのあるピクニックバスケットを開いてみると......美しい布が張られ、中にはソルト&ペッパーの容器やワインオープナーやグラス、などしっかりとした食器が配されているものも多くあります。
特にタータンチェック柄の布を用いたピクニックバスケットが多いのは、やはりイギリスで広まったからでしょうか。タータンチェックがスコットランド発祥なのは有名ですよね。上流階級で流行ったからこそ、細部まで素敵なデザインになっているのも納得です。
ベルリネッタでは2022年6月10日より「ピクニックバスケットフェア」を開催。
様々なアンティークの蓋付きバスケットを揃えております。期間中は10%OFFでお買い物していただけます。
※なくなり次第終了となります。
全て1点もので内側の柄も様々。ぜひお気に入りを見つけて、新緑のピクニックを楽しんでくださいね。
※全て1点ものの為、画像の商品が売り切れの場合がございます。予めご了承ください。
今日ご紹介したピクニックバスケット発祥のフランスについて、
また、蓋付きのピクニックバスケットが普及したイギリスについて、詳しく書いた記事もございますので
ぜひ合わせてご覧ください。
▶︎【アンティーク入門Vol.12】アンティークフランス家具の歴史①
▶︎【アンティーク入門Vol.13】アンティークフランス家具の歴史②
▶︎【アンティーク入門Vol.14】英国アンティーク家具の愉しみ方①
▶︎【アンティーク入門Vol.15】英国アンティーク家具の愉しみ方②
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