ウィリアムモリスといえばイギリスの芸術家、実業家、詩人でもあり、そして政治活動でも大きな功績を残したことでも知られています。
モリスの残した名言に
「本物は美しく、説得力がある。そしていつまでも美しい。」
という言葉があります。
アンティークにも通ずる名言でもあり、モリスがデザインした柄そのものを表しているような言葉です。
とてもマルチな才能が今世でも語り続けられている、ウィリアムモリスが残したパターン模様を今日はご紹介します。
ウィリアムモリスといって思い浮かぶのは、画面一面に植物が文様としてパターン化された美しい柄の数々ではないでしょうか。
ウィリアムモリスのパターンを語るにかかせないのがモリスがイギリスで起こした「アーツ・アンド・クラフト運動」です。
モリスが生きていた時代、19世紀のイギリスは産業革命が急速に進み、画一的に大量生産化された商品であふれました。
そのことを憂いたモリスが、伝統的な職人の技は芸術的な美しい日用品や生活空間を取り戻し、生活をより良くしようと起こしたのが
「アーツ・アンド・クラフト運動」です。
その為、モリスは職人を率いて工房を立ち上げ、室内装飾の為の壁紙や更紗などのデザインを多く残しています。
都市化、工業化の中で、田園風景に回帰せよとの思いが込められているアーツ・アンド・クラフト運動を背景にしていることから、
モリスのデザインの多くは植物文様、花鳥画といった動物文様や、風景文様が取り入れられています。
数多くの有名な柄を残しているモリスですが、今日はベルリネッタの公式Instagramでもご紹介した
オリジナルモリスベアの3つの柄をご紹介します。
まずこちらの柄は
「Vine(ヴァイン)」
その名の通り、ブドウの房と蔦が絡まって伸びているパターン柄。
モリスは繰り返しを数えないようにパターンの構造を隠し、一方でパターンを巡りたくなるような好奇心をそそる」と文様についての必要性を述べています。
こちらもまさに。葡萄の柄を生かすようにそして、パターンの構造を上手に隠すように背景の柳が絶妙なタッチで描かれています。
「マリーゴールド(Marigold)」
モリスのデザインの中でもインテリアとファブリックと両方にフィットする数少ないデザインと言われています。
綿密に描かれた繊細で洗練された柳の葉と、丸みのあるマリーゴールドが渦を巻いたようなデザインは単色デザインでありながらインパクトがあるパターンです。
こちらのようなファブリック製品にぴったりです。
こちらのお写真の柄は
「Willow boughs(ウィローバウ)」
日本で最も人気のある柄といわれ、モリスが好んだデザインとしても有名です。
です。
モリスが住んでいたテムズ川の近くの木々をモチーフにしたとされ、妻ジェーンのベッドルームにも使われていたそうです。
今日ご紹介した中にお好きなモリスの柄はございましたでしょうか?
こちらではご紹介しきれないほどモリスのパターンはございますが、当ショップの系列のホテルではウィリアムモリスをコンセプトに
全てのお部屋でモリスの壁紙やオリジナルのルームランプを採用しています。
各部屋で壁紙が違いますので、ご宿泊の際はモリスならではの植物や風景文様の室内もお楽しみください。
詳しくはベルリネッタの公式Instagramアカウントからご覧ください。
この機会にぜひご応募いただき、モリスベアをゲットしてくださいね。
Information
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平素はベルリネッタ軽井沢をご利用いただき誠にありがとうございます。
新型コロナウィルス感染防止を目的に営業自粛しておりましたが、日本政府より緊急事態宣言が解除されたことを受け、6月1日(月)より営業を再開しております。*毎週水曜定休
新しい生活様式を実践し、消毒やマスクの着用についてご協力をお願いいたします。
店頭には新たにガーデングッズ等多数取り揃えております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
Antiques ベルリネッタ軽井沢 スタッフ一同