軽井沢のアンティーク家具・雑貨ショップベルリネッタでは、多くのアンティーク食器やティーセットのお取り扱いがございます。
日本を代表する陶器メーカー「ノリタケ」がかつて世界に向けて生産していた「オールドノリタケ」の商品も豊富です。
オールドノリタケに多く用いられた「金下盛り」技法
生地を盛り上げて文様を描く「一陳」、その上から金を加飾する「金下盛り」の技法を多用した装飾性の高いティーセットがこちら。
浮き彫りのようにみせる効果がある「金下盛り」
柿渋を染み込ませた和紙をチューブ状に丸めて、中にいれた溶剤を少しずつ絞り出すように、人の手で点や線を描いていく「一陳」(いっちん)といい、オールドノリタケで多く用いられている技法です。
そして一度焼いたものに、オールドノリタケでは金は筆かゴム印で金を描いていきます。
それを「金下盛り」といいます。
戦後になって発展した金の転写は厚さに限界がありますが、比べて手描きの金下盛りは立体感があるのが特徴です。
非常に細かい手作業の為、半年以上かけて制作された作品もあるほどです。
こちらは店頭で販売中のオールドノリタケ(1908年)のティーセットの一部
山水画にみられるような景観モチーフが西洋風に配置され、
ノリタケの美しいボーンチャイナの白がいかされており、金下盛りとのコントラストが美しいティーセット。
イギリスから日本に帰ってきたこちらはとても状態が良く、全40点からなるティーセットは圧巻です。
11客セット、全40点セット
ベルリネッタ 販売価格 78,000円(+tax)
※1点ものですので売切れの際はご容赦ください。
こちらが流通していた1890年代~1910年代にかけてのオールドノリタケのデザインは西洋の様式にとらわれない
オリジナリティが発揮されたデザインが多いのも特徴です。
100以上も前のセットですが、目を癒してくれる美しいデザインです。
このように繊細で美しい装飾が施されているオールドノリタケですが、世界恐慌で輸出量が激減し、ほとんど製造されなくなってしまった為、年々コレクター人気が高まっています。
人を引き付ける美しいアンティークには年代は関係なく、様々なお客さまが、アンティーク食器のショーケースの前で足をとめられます。
今日ご紹介した商品は当店でお取り扱いのあるオールドノリタケ商品の一部です。
細部を動画にてご案内しています。
アンティークのならではの「金下盛り」の立体感のある繊細な描写の数々を是非店頭でご覧ください。